こんにちは、しろもふママです!
息子が0歳(10ヶ月)の時、大阪からフェリーに乗って九州へ旅行に行きました。
フェリー旅は子連れにおススメです!!!!
ということで、今回は子連れでのフェリー旅の体験談をご紹介したいと思います。
どんなフェリーに乗ったの?
今回わが家が利用したのは、『阪九フェリー』です。
大阪・泉大津⇔北九州・新門司の航程で利用しました。
大阪⇔九州間では、『阪九フェリー』以外に『フェリーさんふらわあ』や『名門大洋フェリー』など、いくつかのフェリー会社が競合しています。
各フェリーの特徴をざっとまとめるとこんな感じだよ!
フェリーさんふらわあ
【航路】
大阪南港⇔別府、神戸⇔大分、大阪港⇔志布志(鹿児島)の3航路。
【運賃】
大阪南港⇔別府(片道)/大人2人乳児1人/車なし/1等客室で3万円が目安。
1回搭乗あたりの価格は他2社に比べるとすこし高めなんだけど、航路が違うから比較するのは難しいかな…。
【船室】
和室(個室)があるのは、大阪南港⇔志布志(鹿児島)のみ。
【船の大きさ】
大阪南港⇔別府、神戸⇔大分 は1000トン前後。大阪南港⇔志布志(鹿児島)は13000トン前後。
名門大洋フェリー
【航路】
大阪南港⇔新門司の1航路。(17:00発と19:50発がある。)
【運賃】
片道/大人2人乳児1人/1等客室/車なし/WEB予約割引使用で2万円が目安。
17:00発の便を使えば更に割引されるみたいだよ!
【船室】
1等客室に和室(個室)有り。デラックス客室であれば和洋室もある。
【船の大きさ】
約10000トンの船と約15000トンの船。
阪九フェリー
【航路】
泉大津⇔新門司、神戸⇔新門司の2航路。
【運賃】
片道/大人2人乳児1人/1等客室/車なし/WEB予約割引使用で2万円が目安。
【船室】
和室(個室)有り。デラックス客室であれば和洋室もある。
【船の大きさ】
約15000トン前後。
検討結果
どのフェリーを利用するか、ずいぶん迷いました。
旅行の行先が大分県(湯布院&別府)だったため、航路としては『フェリーさんふらわあ』を利用するのが一番効率的。
しかし、和室がなくベッドで添い寝になること(しかも幅が80㎝と狭め…)を踏まえて今回はやむなく不採用にしました。
別府のホテルから別府港に停泊しているさんふらわあ号が見えたよー!
港は主要な観光地に近いから、別府旅行オンリーならレンタカーもいらないかも。
もう少し息子が大きくなって1人で寝てくれるようになったら、さんふらわあ号に乗ってみたいなあ!
『名門大洋フェリー』と『阪九フェリー』については、運賃も個室についてもほぼ同レベルでした。
ものすごく迷ったのですが、決定打になったのは『お風呂』。
『阪九フェリー』の泉大津⇔新門司航路の船には露天風呂があるんです…!
「船で露天風呂に乗れるなんてすごい…!」というミーハー心で『阪九フェリー』に決めました(笑)
結局、子連れ関係なくてごめんなさい…。
あとは偶然かもしれないのですが、悪天候の日(といっても台風とか嵐の日ではない)にそれぞれの運航状況をチェックしたら、3社のうち『阪九フェリー』だけが通常運航だったんです。その日だけ偶然だったのかもしれないけれど、それにも影響されました。
『名門大洋フェリー』はレストランにバンボ・お風呂にベビーチェアがあるらしく、その点では『阪九フェリー』よりも子連れに優しいなと思いました。(『さんふらわあ』についてはホームページからはリサーチできませんでした…ごめんなさい!)
わが家の体験談(阪九フェリー)
ということで!今回は『阪九フェリー』に乗って九州に行くことにしました。
ここからはわが家の体験談です。
主に子連れ視点でまとめたいと思います。
船に乗る前
南海泉大津駅から港にあるターミナルまで、無料の連絡バスが出ています。
大きさとしては、市バスをイメージしてもらえれば良いと思います。
ターミナルまで15分。
それぐらいなら息子も耐えられるかなと思い、わが家もこの連絡バスを使うことにしました。
…ですが!
これについてはちょっと無計画でした。
わが家が出発したのは、実は西日本豪雨の翌日。
まだ天候も心配な状況だったのでそれほど利用者は多くないかなと思っていたのですが、バスは満員。もしも天気が良い日であれば、超満員だったかもしれません。
そこに大きなトランクを持って赤ちゃん連れで参戦するのは、なかなか勇気がいりました。
ターミナルに到着してからは搭乗手続きです!
5分ほど受付には並びましたが、事前にWEBで必要な情報は登録済みだったので手続きはスムーズに完了しました。
WEBで申し込むと運賃が20%オフになるのでおススメだよ!
WEB申し込みでない場合は、受付前に申し込み用紙への記入が必要となるようです。
それと!みなさんに伝えておきたいことが…
『阪九フェリー』には”ゆっくりステイ”というサービスがあります。
船は朝6時にターミナルに到着するのですが、到着後7時半まで船の中で自由に過ごして良いというサービスです。
レストランもお風呂も使えるし、駅までは乗合タクシーで送っていってもらえます。
朝6時に赤ちゃん連れで街に放り出されても何もできないと思うので…このサービスは本当におススメです!
朝6時に降りる人が多いのでレストランもお風呂も空いているし、乗合タクシーなら駅まで確実に座っていけるし…とても良かったよね。
ゆっくりステイを利用したい場合は、搭乗手続きの際に申告する必要がありますのでお忘れなく…!
客室
さあ!ようやく船の中に入りましたー!
お部屋はというと…
めっちゃ綺麗!!!そして思っていたよりも広い!!!!
家族全員、お部屋に入った瞬間にテンションがあがりました。
僕も興奮してハイハイしまくったよ!
この時の感動が伝わりにくい写真で申し訳ないです…。
イカとクラゲに注目しちゃうかもしれないけれど、一応こっちの写真もあげておきます(笑)
雰囲気が伝わればよいのですが…
畳のスペースの広さは4畳半ぐらい。
大人用のお布団を2枚敷いても余裕がある感じでした。
トイレは部屋にはありませんが、お部屋を出てすぐのところに共同のトイレがあるので不便なことはありません。
玄関のとなりには洗面台が付いていて、これはとても便利でした。
あとは、テーブルが1つと、壁には液晶テレビがついています。
湯沸かし器(ティファールみたいなやつ)とインスタントのほうじ茶もありましたよ。
もう全然ここで暮らせる!と思いました。普通のおうちの和室の部屋って感じ。(抽象的ですみません。)
和室の力はかなり大きかったです。
船での旅行に少し不安もあったのですが、この癒しの空間に大人もほっとしましたし、息子も移動中の抱っこから解放され、畳の上で動き回れて楽しそうでした。
レストラン
阪九フェリーのレストランはバイキング形式ではなく、食堂スタイルです。
「ハンバーグ○○円」など1品ずつ金額が付けられているので、好きなものを手に取って購入していきます。
わが家は夜ごはんの際にステーキ丼を注文しましたが、とても美味しかったです♪
お値段は、お味噌汁・お新香も付いて1200円!
安くはないですが適正価格という感じでした。
こちらは帰りの夜ごはんに食べた『シシリアンライス』という珍しいごはん!
こちらも美味しかったですよー!
レストランの席数はかなり多いですが、ピークの時間帯は満席近くなります。
結構ガヤガヤしているので子連れでもそれほど神経質にならなくても大丈夫かなと思いますが、気になる方はピークの時間を外したり、ごはんをフェリーに持ち込んで客室で食べるという手もありますよ。フェリー内にも売店があり、軽食なら売店でも購入できますよ。
トラックの運転手さんが結構多かったので、おじちゃんが苦手な赤ちゃんはお部屋で食べた方が良いかも…?うちは息子は大丈夫でしたが、なぜかひ弱くんなパパが威勢の良い雰囲気に押され気味でした。
お子様イスは数台ありましたが、ベルトがついているタイプでは無かったです。
うちはこういった大人の椅子に取り付けられるベルトを持っていきました。
かなり重宝しましたよ!
お風呂
しろもふママ念願のお風呂!!
船の中だからといって侮ってはいけません。
お風呂場もロッカールームも結構広いです!シャワールームも併設されています。
偶然にも、わたしと息子は行きも帰りも出港時にお風呂へ…。
露天風呂から港や停泊している船が段々遠ざかっていくのを見るのは、なかなか素敵な体験でした。
息子もじっと外を眺めていました。(ちゃんとわかっていたかは不明(笑))
この時間帯のお風呂場は、わが家以外に1人~2人いるレベルでほぼ貸し切り状態でした。
なので、お子様連れでお風呂に入るなら出港前~出港直後が狙い目だと思います。
ごはんの時間を過ぎてから20時頃に1人で入りに行った時は、他に10人近くの方がいらっしゃいました。
こういった時間帯には、できれば赤ちゃん連れでの入浴は避けた方が良さそうですね。
個人的には、真っ暗の中で露天風呂に入るよりも明るいうちに露天風呂に入った方が風情がありました!
フェリーでの露天風呂はぜひ体験してほしいです♪
その他の施設・サービス
お子様向けにキッズスペースがありました!
少しですが、おもちゃも置いてありましたよ。
私が1人でお風呂に入っていた間、パパと息子はここで遊んでいたようです。
こういう空間があると、子どもにとっても息抜きになって良いですよね。
また、阪九フェリーでは『焼き立てパン』を予約できるサービスがあります。
船の中でパンを焼いてくれるなんてすごいよね…!
前日のうちに焼き立てパンの受け取りを予約すれば、次の日の朝に焼き立てパンを受け取ることができます。
ここで注意していただきたいポイントが…
基本的に、調理師さんは朝6時に出ていく人に合わせてパンを焼いてくれています。
ですが、わが家は朝7時にパンを受け取りに行ったので、その時点ではもう『焼き立てパン』ではなく『普通のパン』になってしまっていました(笑)
焼き立てのパンを食べたい場合は、遅くとも朝6時には受け取りに行った方がよいと思います。
帰りの朝はレストランで朝カレーを食べたよ!これもすごくおいしかった♪レストランは朝ごはんメニューが豊富でしたよ~!
阪九フェリー名物のパイシューも美味しかったです♪
揺れって正直どう?
一番心配していたのが、『揺れ』でした。
フェリーを嫌厭する一番の理由が、きっとこれですよね。
わたしも「瀬戸内海クルーズだから大丈夫だろう…」と自己暗示をかけつつ、動き出すまで不安はありました。
前に太平洋側で大型クルーズ船に乗った時は揺れのせいで全然楽しめなかったんだよね…。うちのパパママは揺れに弱い方の人間です。
…が、今回は本当に大丈夫でした!
行きは西日本豪雨という超悪天候の直後でしたが、きわどい揺れはありませんでした。
動き出した直後は揺れに関心がいってしまい、それに対して一時的に敏感になったりもしましたが、行動をしているうちに忘れるレベルでした。
行きの夜中は少し音がしたり、ごくまれに揺れを感じることもあったけれど、体が持っていかれるような揺れは一度もありませんでしたよ。
お風呂入ってるうちに気づいたら動いてたしね。基本的には揺れもなくて静かです。
帰りに関しては天候も良かったので、揺れに全く関心がいかないレベルでした。
行きはかなりの悪条件だったので、帰りの方が阪九フェリーの基本的な状態なのだと思います。
心配であれば酔い止めをお守り代わりに持っていくとよいですが、瀬戸内海クルーズに関してはそれほど過度に心配する必要はないと思いますよー!
まとめ
旅行の移動って、赤ちゃん連れだと大変ですよね。
長距離なら尚更…。
フェリーなら、大きな荷物を抱えながらグズる赤ちゃんの相手をして疲れることもありません。
フェリー内はホテルみたいなので、それも旅行の一過程として楽しんでもらえると思います。
ぜひ、「朝起きたらもう目的地に着いてる!」という感動を味わってほしいです。
阪九フェリー、とても良かったのでまたリピートしたいです♪
でも、他の会社のフェリーにも乗ってみたいなぁ…
また搭乗したら体験談をあげたいと思います。
この記事を読んで、フェリー旅を楽しんでくれる方が増えると嬉しいです。
フェリーで移動したあと、移動先でレンタカーを使ったりホテル・温泉に泊まる場合は楽天トラベルを使うのがおススメだよ〜★
ぼくたちも今回、九州でのレンタカー&温泉の予約は楽天トラベルにお世話になりました!
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